自由気ままな日記帳🐑🌱

福島県で建築設計を生業としています📚仕事のこと、最近の出来事を徒然なるままに記録✏️自然🌿と美味しいものを食べることが好きです🍙

懐かしの卒業設計展


ある女の子が1人、湖の上を歩く。


本来の湖がもたらす綺麗な部分、


生活の営みから影響を受けた部分を見ることになる。



湖展(こてん) - 水と向き合う建築


私の地元、福島県にある、


水質汚染が進んだ猪苗代湖に


「水」に興味を持つきっかけとなるような空間を提案しました。



↑ 展示会の様子



[プログラム]

湖の3つの敷地でそれぞれ建築を計画しました。


①アサザ群生地


②水と森がある浜


③水位の変化がある沼




↑ ①


タイトル 「1kmのシーンを歩く」


アサザの花を見ることができる桟橋です。


アサザの花は

綺麗な場所にしか咲きません。


今もなお、


ボランティアの人たちが「ヒシ」という

水質汚染に繋がる草を刈り、


現状維持ができている状況です。


1kmという長い桟橋を歩くことで、


シーンの移り変わりを楽しめるような


空間を作りました。




↑ ②


タイトル 「水と森の境界」


木々が生い茂っている森と


水辺の境界を歩く、道を計画しました。


細い鉄骨柱とガラスの壁で構造を持たせ、


自然の現象を間近で感じ取ることができる空間です。




↑ ③


タイトル 「景色の変化する沼」


ここは満ち引きのある沼で、


水生動物が多く住んでいます。


長い時間をかけて


景色が変わっていきます。


カフェや図書コーナーでゆっくりとした時間を

過ごしつつ、


情景の変化も感じることができる場所です。





3つの建築を巡り、


1つの美術館とすることで


色んな背景を含めた湖の姿をギャラリーとしました。